どうも!国民の先生こと、イクルミ教授が
「QOLをブチ上げる!」
今回は、QOL大学学則「楽に生きるための憲法」から
第十条の「勝って兜の緒を締めよ」の
ドラッグについて触れていきたいと思います。
日本の法律でもそうですが、QOL大学ではドラッグを禁止しています(あたりまえ笑)
法律で禁止はされているものの、薬物によって人生を台無しにしてしまう人が未だにいます。
芸能人の違法薬物による逮捕騒動は定期的に起こります。
近年、槇原敬之、沢尻エリカ、田代まさしらが違法薬物によって逮捕されています。
しかし、彼らがドラッグを使ってしまう気持ちはわからなくもないのです。
最期はクスリやキメセクくらいしか快感は残されてない
確かに、お金を持ち、周囲からチヤホヤされる芸能人がさらなる刺激を求め、
違法薬物に手を出してしまうのはわからないことではありません。
私イクルミも、ある程度人生でしたいことができてきて、
「最後はクスリやキメセクくらいしか快感は残されてないな、」
と考えたことがあります。
人間の欲望にはキリがありません。
しかし、違法薬物には絶対に関わってはいけません。
違法薬物はQOLをバク下げます。
理由は、逮捕されること、健康被害があることの2つです。
逮捕される
逮捕されると、裁判によって多くの時間が失われます。
時間=命です。
初犯では執行猶予がつく可能性が高いですが、
違法薬物には依存性が強いものも多く、再犯者も多いです。
10903人が逮捕されている中の再犯者は7128人。
出典:犯罪白書(平成28年版)第5編 第1章 第1節「3 覚せい剤取締法違反により検挙された同一罪名再犯者」
覚醒剤では。およそ70%が再犯によって捕まっています。
再犯になると実刑判決により、牢屋暮らしとなることが多いです。
そのため、一度薬物をやってしまうと、牢屋暮らしになる可能性が高いということです。
牢屋暮らしでは、行きたい時に行きたい場所にも行けず、
会いたい人にも会えず、食べたいものを食べることはできません。
個人的には、毎日お風呂に入れないのは致命的です。
逮捕されるとQOLはバク下りです。
健康被害
人生で最も重要なのは健康です。
健康であるからこそ豊かな生活をすることができます。
働いてお金を稼いだり、美味しいものを食べたり、好きな人とデートすることは
健康でなければできません。
このQOL大学を創設したのも学校では教えてもらえない
健康、お金、モテの知識を共有し「QOLをブチ上げ」でもらうためです。
しかし、違法薬物を使うと、副作用により、健康に異常を起こしてしまいます。
もちろん、大麻のような違法だけれども健康被害が少ないものもありますが、
ほとんどの違法薬物には強烈な副作用があります。
例えば、沢尻エリカ氏が所有していたMDMAにはこのような副作用があるのです。
精神の錯乱、内臓の機能障害、不安や不眠、場合によってはショック症状で死ぬなど、深刻な副作用があるとされる。一方で、多幸感や高揚感、一体感などが強まることがあるといわれ、それらが男女関係やパーティーなどで“悪用”されてきた。出典:日刊スポーツ「沢尻所持認めたMDMAは別名「セックスドラッグ」」2019年11月16日
では、なぜ逮捕をされるリスクや健康を害するリスクを追ってまで、ドラッグをしてしまうのでしょうか?
もちろん、とても気持ちがいいからでしょう。
しかし、根本的な原因は、知識が乏しいこと故に起こります。
実は、私イクルミは数年前精神疾患で半年ほど寝込んでいました。
その時、心療内科に通い、心の健康に関する知識を身に付けました。
心とは脳の働きである。
心の動きは心臓の動きではなく、脳の働きによって起こります。
脳は言うまでもなく物質でできています。精神活動のような一見物質的なこととは遠い生命現象も、脳の活動というエネルギーを用いた化学反応により支えられているのです。出典:新潟大学脳研究所「脳の働きを分子から考える」2020年
緊張して心臓がバクバクするのも、心臓が勝手に動いているのではなく、
脳が状況を判断して動いているのです。
ドラッグに手を出さないためにはどうすればいいか?
では、ドラッグにより、逮捕されたり、健康被害にどうすればよいでしょうか。
それは、「脳の仕組みを知ること」です。
ドーパミン型の刺激は破綻する
ドーパミンは脳の中脳と呼ばれる部分から分泌されます。喜怒哀楽と深い関係があり、意欲を高め、幸福感をもたらす作用があるので「脳内麻薬」とも呼ばれています。出典:東洋経済「人生最期の7日間に起きる知られざる現象」志賀 貢 : 医学博士、臨床医 2019年
ミュージシャンが違法薬物によって逮捕されることをよく聞きます。
彼らがドラッグを使うのは感性を研ぎ澄ますためだとも言われます。
もちろんそういう面もあるでしょう。
しかし私は、「ライブでの興奮が当たり前になってしまう」からだと考えています。
私イクルミも趣味でバンドをするのですが、
ライブというのはドーパミンがドバドバ出て 興奮し、とても気持ちがいいです。
しかし、これに慣れて、しばらくライブをしていないと何か物足りない気持ちになってしまいます。
ドーパミンにはよい面もあります。
私たちが何かをしようという「意欲」を持ったときにドーパミンが出て、それが「楽しい」という「快楽感」につながることはほぼ確実と考えられていて、これに異議を唱える脳科学者はほとんどいません。ですから、「ようし、これから勉強するぞ」と意欲を持ち、気持ち良く勉強することでドーパミンの働きが活発になり、勉強や仕事の効率が上がるということは十分考えられることなのです。出典:公益財団法人テルモ生命科学振興財団「学習意欲にも関係するドーパミン」
しかし、突き詰めると、ドーパミン型は、もっともっと刺激が欲しくなり、
突き詰めると、ドラッグに手を出したり、ギャンブルのように破綻してしまいます。
私の身近にも、ドーパミン型にキリがない例がありました。
私の祖父は、レーシングカーが好きで、ポルシェを購入したのですが、
購入した当初は、エンジン音やスピード、オープンで風を切ることに興奮していました。
しかし3ヶ月もするとドライブにも飽きてきてしまいました。
しまいには、さらなる刺激を求め、もっと高いモデルを買わなくてはいけないと言い出したのです。
ドーパミンは不足していても困るけれど、過剰になっても問題がある神経伝達物質なのです。(途中略)腹側被蓋野から出るドーパミンは、空腹が満たされたり、何かを達成したときなどに出て快感を誘う報酬系のドーパミンですが、お酒がやめられないとか、ギャンブルに夢中になってしまうなどの、いわゆる依存症に関係すると考えられています。覚醒剤のアンフェタミンはこの腹側被蓋野からのドーパミンを過剰に分泌させる働きを持っていて、幻覚症状が出たり、被害妄想を抱くようになってきわめて危険なんですよ。出典:公益財団法人テルモ生命科学振興財団「学習意欲にも関係するドーパミン」2020年
では、ドーパミン型が突き詰めると破綻してしまうならどのような生き方をすべきでしょうか?
オキシトシン型の生活をしよう
オキシトシンとは、「幸せホルモン」「癒しホルモン」「恋愛ホルモン」とも言われます。
精神的な安らぎを与えるといわれる神経伝達物質のセロトニン作動性ニューロンの働きを促進することでストレス反応を抑え、人と交わったりする社会的行動への不安を減少させると考えられます。出典:公益財団法人テルモ生命科学振興財団「抗ストレス作用や社会行動に関与するオキシトシン」2020年
このオキシトシンは、ドーパミンとは違い、ストレスを減らし、幸福感や安らぎを与えてくれます。
オキシトシンを分泌させる方法
オキシトシンは、
・スキンシップ
・食事
・ハグ
・キス
・マッサージ
・友人や家族へのプレゼント
といった人との関わりで出ると言われています。
特に恋人とのイチャイチャはオキシトシンを格段と分泌させてくれます。
恋人がいなくて、イチャイチャできない方は、QOL大学のモテ学部を参考にしてみてください。
最後に
このドーパミン型とオキシトシン型の脳の仕組みを理解していれば、自分の人生を客観的に見ることができます。
ドーパミン型の刺激を求める行動は程々にして、オキシトシン型の安らぎを求める生活を意識しましょう。
そうすることで、違法薬物に手を出して人生を台無しにしてしまうこともなくなります。
わかっていても一度手を出してしまうとやめられないのがドラッグです。
この記事を読んでくれたあなたが、ドラッグに手を出してQOLを下げないよう心から願っています。
QOL大学創設者 王生教授